2024-01-01から1年間の記事一覧

27.春分の日の前日譚2

買ってきた缶チューハイを飲むか聞いた。「うん」という返事に、自然と一緒に飲もうかなと言葉にしていた。 Xは私の珍しい様子に軽く驚きつつも、すぐさませんべいなどのつまみを皿に用意した。小さな皿にも別に盛り付け、亡くなった祖父母の写真の前にもお…

26.春分の日の前日譚1

3月。 右肘の可動域も95%は回復したと言っていいだろう。 まだ完全に左肘と同じように開くわけではない。それでも、日常生活においては、いくつかの動かしにくいシーンで恐怖感があることを除いて、概ね平常通りに近い。 春分の日の前日の話だ。 仕事の帰…

25.しあわせの旅に出る

ここまで読んでくれたであろう方々に、私はまずお礼の言葉を、記しておきたい。 なにしろ、書き慣れていないもので、乱筆乱文であり、クセも強く、非常に読みづらかったと思う。 そんななか読んでくださってありがとう。 特に「有名人パートナーの可能性が高…

24.なかなか女性原理の暴走に気がつけなかった

2021年頃から、Xはなぜかツインレイというワードに、興味を示すようになった。 そして、それについてネットで調べるうちに、知識を身に着けていったと同時に、自らもツインレイ女性である可能性に思い至った。 当然、それらの知識の中に、男性が空回りするこ…

23.愛され暴走を止めるために

前回、女性原理の暴走に対応するため、 「私には危険なほどの女性としての欲求がある」という自覚と、「ツインレイ以外の他者に求めても苦しくなるだけ」という諦めと、「出会うまでは、自分で他者とのそこそこの関係を作るしかない」という対策と、「そこそ…

22.女性原理の暴走とそのメカニズム

前回、男性原理のエネルギーを、多く蓄えている存在について記した。 同じことが女性側にも言える。ツインレイ女性もまた、女性原理エネルギーを、普通の生活なら必要ないレベルで備えていると見ている。 すなわち、「選ばれたい」「頼りたい」「愛されたい…

21.空回りを止めるために

空回り現象を説明するのに、生命エネルギーとしての男性原理の暴走という仮説を提示した。 では、こうした暴走と、どう向き合えばいいのかというヒントも残しておく必要があるだろう。 まず男性原理エネルギーの過剰発生が起こる、そのメカニズムについてお…

20.男性原理の暴走すなわち「空回り現象」

どうしたわけか、Xを助けたい気持ちが先走りすぎるときが、私にもあった。 冷静な思考も難しくなり、間違った方向へ全力を傾け、結果的に、目的を果たせなくなる。 私の場合から、いくつか例を出しておく。 ひとつには、以前も記した転職活動である。 私は割…

19.他者と同一でありたい思いの過剰発達

近頃のXは、自分自身のことをかなり理解し始めている。少なくとも、以前ほどは、他人よりも自分が悪いとは考えなくなった。 そのことに関して、どうしてそう考えられるようになったのか、Xに聞いてみた。(それはワトソンがホームズに事件のからくりを聞かせ…

18.主役はホームズであってワトソンではない

私がXをサポートする上で、気をつけていたことも記しておこうと思う。 もしあなたが、私と同じようにツインレイ女性的な人を、サポートする立場になったとき、役に立つかもしれない。 もっとも大切なのは、「相手が主役であることを忘れない」ことである。 …

17.好転の兆し

2023年秋。私は、夏から営業職のしごとを始めていた。とあるチェーン店の店舗マネージャーだ。 その仕事を得るまで、かなり転々とした。そんな中、ようやく採用されたことで張り切っていた。ところが、担当したうちの1店舗は鉄道の高架下に有り、独特の圧迫…

16.龍の痕跡について

Xとともに、Yの出世具合について考えていた。 やはりツインレイ男性的なトントン拍子な印象がある。クリーンな印象も維持しており、まるで何かに守られていると感じるところもある。それでいて、エキセントリックな印象を与えるところも有り、ネットで見かけ…

15.純粋さを持たない人々

境界線問題について、少し長く記してしまったようだ。 だが、他者との違いが認識しづらいツインレイ女性において避けては通れない問題なのかもしれない。 とはいえ、ここで境界線問題から少し離れたい。Xも苦しんだ、「他者とは何か」という問題についても記…

14.境界線問題に今挑む理由

境界線問題について、もうひとつ話し合ったので、付け加えておこうと思う。 それは、いま境界線問題を学ぶことで、将来どんなことに役立つのか、ということだ。 世界はどんどんアップデートされてきている。強く優しく面白い、愛を中心的基準にして、自他を…

13.境界線問題のつづき

境界線問題もまた、Xにとっての「信じる」というテーマに繫がっていた。 これは、同じく境界線問題に悩む、ツインレイ女性や、それに準じる純粋な方に、対処法を示唆する話になると思う。 どうしたらいいのかと悩むXに、私は、伝えていく。 まず、私の両親の…

12.境界線問題

退院してから、色々と話し合った。 その中で最も重要なテーマは、私の両親と何とか仲良くしようとするのをやめるということだった。 私の入院中、Xと私の両親だけの生活となっていた。 ツインレイじゃなくとも、義理の両親との同居は、厳しい。 しかもXはな…

11.運命の日

※執筆日と投稿日にはズレがあります。 昨日、骨折した。 人生初の骨折である。いま、右手は三角巾で吊られ、指と肩周りは動くものの、肘は固定され動かない。 痛みは、ロキソニンの効果もあり、それほどないが、折ったときの痛みは、本当に驚くほどだった。 …

10.八方塞がりは自分だけじゃない

ある日、Xから、とあるツインレイ女性と見られる方のブログ投稿の話があった。 いまや、ツインレイ女性からの情報発信は、生きづらさを抱えるすべての女性に価値をもたらすものなのだろう。 それによると、パートナーのツインレイ男性がどうやら芸能人らしい…

09.見えない世界を信じる

見えない世界の話である。 これは、霊現象やその他オカルトに興味のある方向けの話と言って、いいかもしれない。 大多数にとって、見えない世界を信じることは、怖いことのようで、拒絶する人も多くいることだろう。 そのような人にとって見えない世界にそれ…

08.自己不信について

Xが信じられなくなっていたのは、他にもある。 愛情だけではない。自分自身をも、信じられなくなっていた。その背景についても記しておく必要があるだろう。 Xは先日、映画シックス・センスを見て、とても泣いてしまったという。 私がXにどういう話か聞いた…

07.信じてなくても欲しいものは欲しい

見えないものを信じる、見えない愛を見えるものにできたら、きっと信じられる。 私は当時そう考えていた。そのため、実際に愛を目に見える形で示そうとしたが、何しろXほどではないが、私も機能不全家族育ちだ。 自分の愛の示し方があまりにも不器用で馬鹿げ…

06.失われた「愛への信頼」

私はW氏のくだりで、偽ツインについて、ツインレイ女性に対して重要なテーマを残すと記した。 XにもWによって残されたとも言える重要なテーマがあった。 そのテーマは「信じる」ということだ。 他のツインレイ女性に当てはまるテーマとは限らない。これはあ…

05.メッセージのシンクロニシティ

Xは、YとWの類似に気がついたことによって、Yが自らのツインレイパートナーである可能性に行き当たった。 そうなると、そういう目で見てしまう部分もあるのかもしれない。あまり体が動かず、スマホでネットを見ることぐらいしか、やることがないXは、他の情…

04.偽ツインとのシンクロニシティ

この世には偽ツイン伝説というものがあるらしい。 これは将来出会うツインレイ男性によく似た存在として、あらかじめツインレイ女性の目の前に現れ、重要なテーマを突きつけた挙げ句、残酷にも目の前から突然去っていく存在らしい。 この伝説自体は、正直ど…

03.Yとのシンクロニシティ

まずは、XとYの共通点を振り返ることにした。 とはいったものの、ここは少し慎重に記さねばならない。 なぜならば、Yの知名度は高く、こんなところで書かれた私の独り言一つがそれなりの迷惑に発展することも考慮しなければならない。 伏せ字なども用いれば…

02.ツインレイ概念との出会い

私自身、ツインレイなる概念を見かけるようになったとき、痛烈に以下のように思っていた。 「うわ、またニューエイジ文脈のスピリチュアルカルトが、新たな飯の種を見つけ出しやがりましたよ!!かーっ、ぺっ!」 と、批判の対象にしていた。 「ニューエイジ…

01.はじめに

この手記は、私(Z)の独り言形式で進んでいく。 目的は『引き継ぎ』である。 何を引き継ぐかというと、私が2007年から行ってきたとあるツインレイと思しき女性(X)のサポートである。 ちなみに彼女は私のツインレイではない。もちろん私もツインレイ男性…